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すでに誤字・脱字を2カ所ほど見つけました。面目ないです^q^
サンプルは冒頭の一区切りです^^*


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「今年はもう、のんびりしようよ」
 ザ・シーズンが終わった初秋の日。マナーハウスへの招待状に目を通そうとしていたリディアは、夫のその一言に目を瞬かせた。
「え……いいの?」
「うん。のんびりしたい」
 ソファに並んで腰掛けたエドガーは、ごく自然な動作で彼女の肩を引き寄せて、それからそっと息をついた。
 疲れているのだろう、と思う。
 プリンスのことと預言者のことが一応の解決を見せるまでに、いろいろなことがあった。いくらエドガーの精神が頑強でも、疲れてしまうのが当たり前だ。
 のんびりしたいのはリディアだって同じだし、エドガーがこんなふうに疲れた素振りを見せるのは稀なことだから、彼女は自分の膝に置かれたエドガーの手をきゅっと握る。
「ご招待をいただいた方に挨拶をしてから、ね?」
 エドガーを見上げて笑うと、彼は嬉しそうに顔を綻ばせた。
「じゃあねリディア、湖畔と高原、どっちがいい?」
 もう候補は決めてあるらしい。ますますリディアを抱き込んでじゃれついてくるエドガーにされるがままになりながら、リディアはちょっと考える。
「月が……」
「ん?」
「月が、綺麗に見えるところがいいわ」
 エドガーは目を瞬かせて、それからゆるりと微笑んだ。
 リディアの左手を恭しく掬いあげて、薬指にはまったムーンストーンに口づける。
「仰せのままに、僕の妖精」
「……もう」
 照れ隠しで睨んでみても、エドガーのいたずらっ子のような唇が頬に触れれば、寄せた眉根はすぐに解けてしまう。
 当たり前のように隣にある温もりに寄り添いながら、リディアの心はゆっくりと浮き足立っていった。





** おまけページ **

 本のできあがりを見て、フォントサイズの設定を間違えたことに気づきました(爆)
 この出来で、この値段設定は詐欺だろう…!! と激しく思ったので、後付でおまけページを作成している次第であります。 申し訳ないです。。
 今回の失敗は今後の教訓に生かすとして、購入してくださった方、または購入してしまった方、よろしければこちらで楽しんでいってください><

※P.41にある「青いままの○○○」の「○○○」を、半角小文字でご入力ください。
(例:「青いままの猿の尻」→「猿の尻」部分を「sarunoshiri」と入力。)